住宅ローン金利が不動産価格に与える影響とは?変動金利と固定金利どっちを選ぶ?
2024/04/18
近年、住宅ローン金利の変化が不動産価格に与える影響について、多くの人が関心を持っています。本ブログでは、住宅ローン金利の変化が不動産価格にどのような影響を与えるのか、解説します。また、変動金利と固定金利の違いについても併せて解説します。
1.住宅ローンの金利の変化が不動産価格に与える影響
まず、住宅ローン金利の変化が不動産価格に与える影響についてですが、一般的に金利が低下すると、住宅ローンの借り入れコストが減少し、住宅購入に対する負担が軽くなります。これにより、住宅購入者が増え、不動産価格が上昇するとされています。逆に、金利が上昇すると、住宅ローンの借り入れコストが増加し、住宅購入に対する負担が重くなります。この結果、住宅購入者が減少し、不動産価格が下落することが予想されます。
2.変動金利と固定金利の違いとそれぞれの特徴
変動金利とは、金利が一定期間ごとに見直されるタイプの金利で、市場金利の変動に応じて上下します。対して、固定金利は、契約期間中一定の金利が適用されるタイプの金利です。 それぞれの特徴を以下にまとめます。
①変動金利は、金利が市場金利に連動し、低金利時には住宅ローンの返済負担が軽減される可能性があります。しかし、金利上昇時には返済負担が増加します。住宅ローン契約時の金利は、変動金利の方が固定金利よりも低いことが一般的であるため、当初の住宅ローン返済負担を抑えたい場合は、変動金利を選択することが合理的であるといえるでしょう。しかし、金利上昇時の備えは欠かせません。金利上昇局面に入り、今後の金利負担増加幅が見通せない場合などは、固定金利への変更、より低金利な住宅ローンへの借り換えなども検討するとよいでしょう。
②固定金利は、契約期間中、金利が変動しないため、金利上昇リスクから解放されます。しかし、変動金利のように政策金利や市場金利などが低下しても契約している住宅ローンの金利は変わらない(固定されている)ため返済負担は軽くなりません。また、契約時点で変動金利よりも金利が高いことが一般的です。
将来の金利上昇に備えて固定金利を選択したいが、変動金利の低さも捨てがたい場合もあると思います。このような時は、全期間固定金利とせず、最初の1~5年間だけ固定金利でその後変動金利に移行する住宅ローンや、夫婦お二人で住宅ローンをそれぞれ組み、片方を固定金利、もう片方を変動金利とすることで、契約期間中の金利を全期間固定金利に比べて下げる方法もあります。
3.まとめ
住宅ローン金利の選択は、個人のリスク許容度や金利見通しによって異なります。金利の変動が不安で安定した返済負担を望む方は、固定金利を選択するとよいでしょう。一方、金利が低下すると考えている方や、金利変動によるリスクを取りたい方は、変動金利を選択するとよいでしょう。 いずれにせよ、住宅ローン金利の選択は、将来の金利変動や自身のライフプランを考慮しながら慎重に行うことが重要です。金融機関や専門家に相談することも有益ですので、適切な選択ができるよう検討しましょう。
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