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住宅ローンに必須!団体信用生命保険(団信)徹底解説

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住宅ローンに必須!団体信用生命保険(団信)徹底解説

住宅ローンに必須!団体信用生命保険(団信)徹底解説

2023/11/27

 住宅ローンを検討している方にとって、「団体信用生命保険(団信)」は馴染みのある言葉かもしれません。団信は住宅ローンを安心して利用できる仕組みとして広く知られていますが、その詳細については意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

 本ブログでは、団信の概要や仕組み、団信と一般的な生命保険の違い、保険料や金利について、そしてメリットとデメリットをご紹介します。これを機に、団信について十分に理解し、住宅ローンを検討する際の一助として頂ければ幸いです。さっそく、団信の世界について紐解いていきましょう。

 

1. 団体信用生命保険(団信)とは

 団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの契約者が亡くなったり重度の障害になったりした場合に、残りの住宅ローンの返済を保障してくれる生命保険です。

 住宅ローンを借りる際には、大抵の金融機関では団信への加入が必要条件となっています。この保険は、契約者とその家族を守るために存在し、万が一の場合にも住宅ローンの返済に困らないようになっています。

 団信では、以下の保障が主に提供されています。

  • 死亡保障: 契約者が亡くなった場合、保険金が支払われて住宅ローンが完済されます。
  • 高度障害保障: 契約者が重度の障害状態になった場合、保険金が支払われて住宅ローンが完済されます。
  • がん保障: がんによる特定の状態を保障する特約がついています。
  • 3大疾病保障: がん、急性心筋梗塞、脳卒中による特定の状態を保障する特約がついています。
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 団信に加入するための条件は、一般的に住宅ローンと同時に加入することです。ただし、一部の金融機関では団信への加入は任意となっている場合もあります。

 ワイド団信は、通常の団信よりも対象範囲が広くなっており、通常の団信に加入できない場合でも加入することができます。保障内容は通常の団信と同様ですが、加入条件が緩和されるため保険料が高くなります。

 団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン契約者の万が一の事態に備えて住宅ローンの返済を保障してくれる生命保険です。団信への加入は一般的に必須条件となっており、保険料は住宅ローンの金利に含まれます。また、オプションのワイド団信を選ぶことで、より広範な保障を受けることもできます。

 

2. 団信の仕組み

 住宅ローンの返済中に契約者が亡くなったり高度障害になったりすると、保険会社が金融機関に保険金を支払い、保険金の支払いを受けた金融機関が契約者の債務返済に保険金を充当します。

 団信の仕組みには以下の特徴があります:

  1. 支払条件:加入者が亡くなるか高度障害になることです。
  2. 支払い先: 保険会社は保険金を直接金融機関に支払います。つまり、保険金の受取人は契約者の家族ではなく、金融機関となります。
  3. 保障期間: 団信の保障期間は住宅ローンの返済期間と同じです。保障期間中に加入者が亡くならなかった場合などは、保険金は支払われません。
  4. 申請手続き: 団信の適用には手続きが必要であり、自動的に適用されるわけではありません。契約者は保険会社に適用の申請を行う必要があります。

 団信は住宅ローンを借りる際に必須の保険であり、万が一の事態に備えて重要なものです。契約者は自身の保障内容や契約条件をよく理解し、適切な団信を選ぶことが大切です。

 

3. 団信と一般的な生命保険の違い

 団信と一般的な生命保険の間にはいくつかの違いがあります。以下ではその違いについて見ていきましょう。

保険料の負担

  • 一般的な生命保険: 保険契約者が保障内容に応じた保険料を負担
  • 団信: 保険料が住宅ローンの金利に含まれているため、追加の保険料が発生しない
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年齢別の保険料

  • 一般的な生命保険: 年齢や性別による保険料の違いがある
  • 団信: 一律の金利や保険料が適用され、年齢や性別による違いはない
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保険金の受取人

  • 一般的な生命保険: 契約者が指定した配偶者や子供などの法定相続人が保険金の受取人
  • 団信: 保険金の受取人は住宅ローンを融資している金融機関。契約者や家族は返済の負担を負わない
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保障期間

  • 一般的な生命保険: 契約期間や保障内容により異なる
  • 団信: 住宅ローンの返済期間と連動して保障が提供され、完済と同時に保障も終了
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生命保険料控除

  • 一般的な生命保険: 保険金の受取人が保険契約者やその配偶者、親族の場合に所得税の所得控除の対象
  • 団信: 金融機関が保険金の受取人のため、生命保険料控除の対象外
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 以上が団信と一般的な生命保険の主な違いです。団信は住宅ローンに特化した保険であり、保険料の負担、受取人の違いなど、一般的な生命保険とは異なる特徴があります。自身の状況やニーズに合わせて、どちらが適しているか検討する必要があります。

 

4. 団信の保険料と金利のポイント

 団信の保険料や金利は、借入金額や返済期間、保障内容によって異なります。具体的なポイントを以下にまとめました。

 

保険料の詳細

  • 保険料は借入金額に応じて計算されます。借入金額が高いほど保険料も高くなります。
  • 一般的には、借入金額の一定割合(例えば0.2%)が保険料として加算されます。
  • 保険料は毎月の返済額に含まれている場合もありますが、一部の金融機関では別途の支払いが必要です。
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金利の上乗せ

  • 団信に加入する場合、金利に上乗せされることがあります。これは、団体信用生命保険が借入者と金融機関の間で負担を分担する仕組みです。
  • 金利の上乗せ率は金融機関によって異なりますが、一般的には0.1%から0.3%程度です。
  • 金利の上乗せは返済額に影響するため、返済計画を立てる際に考慮する必要があります。
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保険料と金利の関係

  • 保険料が高ければ金利も高くなりますし、保険料が低ければ金利も低くなります。
  • ただし、金利が低いと保障内容が犠牲になることもあります。保障内容を重視する場合は、金利が上乗せされることを覚悟する必要があります。
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 上記が団信の保険料と金利に関するポイントです。借入者は自身の経済状況や保険の保障内容に合わせて、団信の選択を慎重に行いましょう。これらのポイントを頭に入れておくと、より適切な保険プランを見つけることができるでしょう。

 

5. 団信のメリットとデメリット

 団信の加入には、メリットとデメリットが存在します。以下では、それぞれのポイントを詳しく説明します。

 

5.1 メリット

団信のメリットは以下のようなものです。

 

5.1.1 借金の返済義務がなくなる

団信の最大のメリットは、契約者が死亡または障害を負った場合に、保険会社が契約者やその家族に代わって残債を払うことです。このため、家族に経済的な負担がかかることはありません。

 

5.1.2 所得税の納税義務がない

通常の生命保険が満期になった場合、一時金を取得した際には所得税の納税義務がありますが、団信の場合は所得税の納税義務が発生しません。契約者が死亡または障害により残債が免除された場合も、所得税の課税関係は発生しません。

 

5.1.3 保障内容が充実している場合がある

一部の団信では、追加保障として「〇大疾病」といった特約がつけられることがあります。特約の内容によっては、入院費用などもカバーされる場合があります。ただし、特約の内容については事前に確認する必要があります。

 

5.2 デメリット

団信のデメリットは以下のようなものです。

 

5.2.1 所得税での所得控除が受けられない

団信は生命保険料控除の対象外です。契約内容によっては、所得税での所得控除が受けられないことがあります。

 

5.2.2 保険料の支払額が高くなりがち

団信の保険料は、住宅ローンの残高に応じて設定されます。一般的に、生命保険に比べて保険料の支払額が高くなりやすい場合があります。

 

5.2.3 保障内容が薄くなっている場合がある

一部の団信では、保障内容が一般的な生命保険よりも制限されていることがあります。特に入院費用の補償がないなど、保障の範囲が限定されている場合もあります。特約の適用基準や保障範囲については、事前に確認する必要があります。

 

5.2.4 健康状態によっては加入できないこともある

団信の加入時には、健康状態の告知が必要です。一部の団信では、病歴や持病がある場合に加入ができないことがあります。健康状態によって加入が難しい場合は、民間の生命保険に加入する方法も考えられます。

以上のメリットとデメリットを考慮し、自身の状況やニーズに合わせて団信を選択することが重要です。

 

まとめ

 団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンの契約者が亡くなったり重度の障害になったりした場合に、住宅ローンの返済を保障してくれる生命保険です。団信への加入は一般的に必須条件となっており、保険料は住宅ローンの金利に含まれます。また、ワイド団信を選ぶことでより広範な保障を受けることもできます。

 団信は契約者やその家族に借金の返済義務を負わせず、所得税の納税義務もないため、安心して住宅ローンを利用することができます。一部の団信では保障内容も充実しており、特約を利用することでさらなる保障を受けることも可能です。

 一方で、所得税の所得控除が受けられない点や保険料の支払額が高くなりがちな点など、デメリットも存在します。また、健康状態によっては加入できないこともあるため、自身の状況やニーズに合わせて団信を選ぶことが重要です。

住宅ローンを利用する際には、団体信用生命保険(団信)の加入を検討してみてください。万が一の事態に備え、安心して住宅を購入することができるでしょう。

 

よくある質問

Q1. 団体信用生命保険(団信)は必ず加入しなければならないのですか?

A1. 一般的には、団体信用生命保険(団信)への加入が住宅ローンの契約条件となっていますが、一部の金融機関では任意となっている場合もあります。

 

Q2. 団信は一般の生命保険とどう違いますか?

A2. 団信は住宅ローンに特化した保険であり、一般的な生命保険とは保険料の負担や保障内容、保険金の受取人などに違いがあります。

 

Q3. 団信の保険料はどのように計算されますか?

A3. 団信の保険料は借入金額に応じて計算されます。一般的には借入金額の一定割合が保険料として加算されます。

 

Q4. 団信に加入するための健康状態はどのように影響しますか?

A4. 団信の加入時には健康状態の告知が必要であり、病歴や持病がある場合に加入が難しいことがあります。健康状態によって加入が難しい場合は別の生命保険を検討することもあります。

 

 最後まで読んでいただいてありがとうございました。30年という長く続く借金に恐れを抱く方も多いと思いますが、この団信の仕組みを知って安心して住宅ローンを組んでご自宅を購入する決断をなさる方もやはり多くいらっしゃいます。

 ご自身に万が一のことがあってもご家族にローン返済負担がかからず、無借金の不動産を残せるので、生命保険代わりになると考えることもできるでしょう。

 これからライフプランをお考えになるお客様、悩んでいらっしゃるお客様がいらっしゃいましたら、弊社にお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同お待ちしております!

 

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